2022年6月10日放送分。16時からの経済ニュースカウントダウン
経済ジャーナリスト町田徹が選んだ今週のニュース10項目は以下の通りでした。
〈第10位〉すかいらーくが賃金切り捨てを「5分未満」から「1分未満」に変更!過去2年間の切り捨て分16億円~17億円を9万人に支払いへ。
〈第9位〉木曜日には一時1㌦=134円台と20年ぶり円安が進む中、黒田・日銀総裁が「家計の値上げ許容度が高まっている」との発言を撤回。
〈第8位〉「はやぶさ2」が持ち帰った砂から生命の源となるアミノ酸を発見
〈第7位〉中国が金融機関の破綻防止へ10兆円規模の基金を創設か。水曜日付の日本経済新聞朝刊が報道
〈第6位〉コロナ危機の次は、電力危機?
〈第5位〉北朝鮮の弾道ミサイル乱発に対し、日本、アメリカ、韓国が反撃力を誇示。
〈第4位〉火曜日、「新しい資本主義」実行計画と「骨太の方針」を閣議決定。
〈第3位〉今年のCO2排出が過去最大になると予測される中で、月曜日、気候変動問題を話し合う国連の公式会議がドイツのボンで開幕。
〈第2位〉ロシアが北方領土周辺水域の漁業安全操業協定」の履行中断を通告。
〈第1位〉世界では、16億人が食料かエネルギーか金融の危機に直面。
そして17時35分から放送 町田徹の経済ニュースふかぼり!ではこのトピックを取り上げます。
「これで骨太と言えるのか。『新しい資本主義』も生煮えでは!?」
岸田政権が火曜日の閣議で決めた「骨太の方針2022」(経済財政運営と改革の基本方針)と、岸田総理の自民党総裁選の時からのセールスポイントだった
「新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画」。この2つの看板政策の評判が芳しくありません。
例えば、あるコンサルティング会社は、「岸田の新しい資本主義は日本経済を改革することはないだろう」と、皮肉たっぷりのタイトルを付けて、この方針と計画を酷評する緊急リポートをクライアントに配ったほどなのです。
このコンサルティング会社は、今年の世界の10大リスクの第1位に『中国のゼロコロナ政策』をあげて上海のロックダウン(都市封鎖)などを予見したことで知られる、あのユーラシア・グループでした。
では、なぜ、それほどまでに「骨太の方針」と「新しい資本主義」の評判が芳しくないのでしょうか。
今日はこの2つについて検証したいと思います。
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