※音声はこちらからお聴きいただけます。
番組をオンデマンドで聴く
第30回「みんなでSDGs~つながり、広がる活動」(2018年8月21日放送分)
【番組プレゼントのお知らせ】
番組をお聴きの上、SDGsに関するみなさまの取り組みをお知らせください。
また、マスターが絶対に忘れないSDGsのわかりやすい呼び方を大募集します。
メッセージをいただいた方の中から、3名様にマスターのお土産(ブレスレット)をプレゼントいたします!
応募方法などはこちらから→ https://www.radionikkei.jp/globalhealth-cafe/30sdgs.html
<出演>
マスター:明石 秀親(国立国際医療研究センター/医師)
藤沢:藤沢 久美(シンクタンク・ソフィアバンク代表/常連客)
※ 番組では、みなさまからのご意見・ご感想を募集しております。
※ 番組宛メール送信フォームより、ぜひご意見をお寄せください。
※ お寄せいただいた内容は、番組内でご紹介させていただく場合がございます。
【起業では壁を乗り越えるたびに喜びがある】
マスター:あ、藤沢さん、いらっしゃいませ。今日は何にしますか。
藤沢:暑い日が続いているのでエチオピアの豆でアイスコーヒーを。
マスター:またそれは凝った......。じゃあ、まあ今日はエクストラコールドで。マイナス2度のアイスコーヒーを淹れます。
藤沢:初めてです。なんかマスターもいろいろ仕入れてこられてるみたいですね。
マスター:そうなんです。
藤沢:だって前からずいぶん時間が経っているので、きっとまたマスター海外とか行ってらしたんですか。
マスター:今年はあまり行ってないんですが、ヨルダンに行ってきまして。藤沢さんからの宿題がずっと重しのようにのっかっているんです。
藤沢:なんかうれしそうで悲しそうな感じなんですけれど。私たちここでずっと話していた難民研究手帳、これの打ち合わせに行かれてたんですか。
マスター:はい行ってきました。
藤沢:どうでした。
マスター:なかなかね、これ。事業始めるって大変なことだなと思って、これも壁だ、これも壁だみたいなね。そういうのがいろいろあって乗り越えていかないと事業としては成り立たないというかできないわけですよね。だからそのエネルギーというか、すごいなと思って、改めて感心しているんですけど。
藤沢:誰だって起業って初めての時があって、必ず壁だらけなんですけど、この壁を乗り越えるたびに喜びがあって。その先は誰かの役に立つということだからものすごくワクワクするんで、ロールプレイングゲームみたいなものですね、新たな敵が現れたみたいな。
マスター:なるほど。そこでめげてはいけないし、ひるんでもいけない。
藤沢:またそこで新しい仲間を呼んできて一緒に解決していくので、最終ゴールに着いた時って実はすごい仲間が増えていて、すごいたくさんの人のお役に立てるかもと思うとやっちゃうでしょ。頑張ってください、マスター。
マスター:いやあ、これなかなかね。でも頑張らなければいけないなと思いました。
藤沢:そしてあの前もお話になってた東松島市にも行ってらしたんですって。
マスター:行ってきました。あそこはね面白いというかですね、もともと震災からずっと支援してて、実はそういう動きがあるとはあんまり知らなかったんですが、この7月に「SDGs未来都市」というのに選ばれたそうで。
藤沢:すごい。
マスター:そういうことを市が始める、市町村が始めるようになったという、それを聞いただけでもですね、しかもやっぱり担当の方も必ずしも全部知ってるというわけじゃなくて逆にこれからみんなで作っていく、そういう感じがね、ああこれがSDGsが始まったことなのかなと思いましたけれどね。
藤沢:SDGsというのをきっかけに市がみんなで新しい取り組みをしようという。
マスター:そうですね。
藤沢:例えばどんな?
マスター:もともとはねSDGsというよりは環境未来都市で指定されてたそうなんですが、エネルギーの地産地消みたいな形でエコタウンみたいなのを作って、ソーラーパネルで発電して、それをそのコミニティーで使って余ったのは近くの病院に供給するとかですね。あるいは障害者の方たちが働けるような農場みたいなものを作って、そういうのをやったりとか。なかなか面白いなと思いました。だから市町村がこういうのやるっていうのは、要するにアイディア次第でいろいろなことが広がってくるなという面白さを感じました。
【リスナーの皆さんから寄せられた「みんなでSDGs」】
藤沢:そうですね。このSDGsってまさに持続可能な世界をどうやって実現しいくかというお話だから、今、地方って消滅都市とか言われてて、地方そのものが持続可能なのかというのが結構話題なので、そういう意味ではSDGsに取り組むということはその地域自体が消滅都市にならないで発展する都市、もしくは続く都市になるという意味でも。
マスター:そういう意味でも持続ということがキーワードになるのかもしれないですね。
藤沢:そうですよね。きっとこの番組ずっと聴いてくださってる方もいらっしゃるんですけれども、初めてという方もいらっしゃると思うので、ちょっとマスター、SDGs、今年は私たちこの番組では「みんなでSDGs」というテーマを掲げてやっているので。
マスター:そうですね。これ「持続可能な世界を実現するための17のゴール」というふうになっていまして、「地球上の誰一人としてとり残さない(leave no one behind)」という標語みたいなものですかね、そういう誓いを基にした17のコールが設定されているというものですね。そこには貧困とか保険とか教育とかジェンダーとか環境みたいなお水とか気候変動、あるいは平和とかいろいろなものが入ってますね。
藤沢:17種類のテーマがあってそれぞれのテーマに取り組んで持続可能な世界、これってある意味1人の人も取り残されない、だから人間が、人類が持続可能な地球を作っていきましょうということでもあるんだろうと思います。
マスター:そうですね。
藤沢:ここだけ聞くとなんか大層な話だなと、しかも国連が提唱したのでなんか大層だなって思うんだけど、実はそんな大層なことではなくてみんなできるんだよねっていう話から、「私はこんなSDGsに取り組んでます」というのを「みんなでSDGs」ということでリスナーさんから「こんなことやってます」というのを送っていただくことにしていて、今回もたくさんいただきました。
マスター:ありがとうございます。
藤沢:マスター、気になるのありました?
マスター:私はね気になるのが一つありまして。川村さん、神奈川県・40代の男性の方で、「SDGs、もっと早くに知っておけば......と思いました」とこの「......」が何なのかよく分からないですが、続けて「自分なりにできることを考える機会となりました。子どもたちにも教えたいと思います」というのがついてるんですけれどもね。
藤沢:うれしいですよね。
マスター:そうですね。
藤沢:お子さんたちにも教えたい、でも早く知っておけば......、何されたんでしょうね。
マスター:それがね、私も次回ぜひその続きを本当は教えてほしいなという感じですけれどもね。
藤沢:じゃあカワムラさんに宿題です。次回この「......」の部分をメッセージで送ってください。
マスター:この番組危ないですからね。藤沢さんから必ず宿題が出ますから。私も宿題が出て困ってるんですが。いずれにしろ、でもそうしたら藤沢さんのほうからこれ気になったなっていうのありますか?
藤沢:そうですね。どれも素晴らしいなと思っていたんですけれども、例えばかきのすけさん、栃木県・40代・男性。「エコ活動しています。家を涼しくするのにグリーンカーテンやよしずをして太陽光を遮断するようにしています」。
マスター:いいですね。
藤沢:いいですね。ただ今年、超猛暑なので我慢はしすぎないように。
マスター:それは大事な助言ですね。
藤沢:このSDGsは人類が持続的でなければいけないので、我慢して自分が病気になっちゃうといけないんでね。
マスター:そうですね、おっしゃるとおりです。
藤沢:そこはほどほどに。あと、ぴんぴろさん、大阪府・50代・男性ですけれど、「食品の廃棄を極限まで減らす。環境に悪影響を与えるものを避ける。公共交通機関、自転車を活用する。そんなことをしています」という方です。
マスター:なるほど偉いですね。
藤沢:いいですね。これ健康にも繋がりますよね。
マスター:そうですね。いろんなことに繋がりますもんね、SDGs。
藤沢:小岩井さん、神奈川県・20代の男性も「自動車は使わず、できるだけ電車と自転車ですまします」。この方もエコだし健康にも繋がる。
マスター:素晴らしい。
藤沢:あとまんけんさん、東京都・50代・男性は「フェアトレードの商品を積極的に購入しています」。フェアトレード。
マスター:ボディショップとかね。ああいう系もそうだし、いまコーヒーとかね、うちのコーヒーもフェアトレード使うようにしています。
藤沢:素晴らしいですね。好きなものを飲んだり買ったり使ったりすることを通じてその地域の人たちのお仕事に貢献したり環境に貢献したりする商品ですものね。
マスター:そうですよね。一方ですね、何をしていいのかなという人もいらっしゃるみたいですね。
藤沢:ベッカムもどきさん、どんな人なんだろうなベッカムもどきさんというのは。
マスター:そうですね、ちょっと写真送ってほしい。
藤沢:東京都・50代・男性ですけれども「勉強していてもなかなか」っていうことだったり。あと鎌田さん、三重県・60代・男性ですが「まだ何もできていませんが目的と必然性は感じています」。
マスター:そうですね。こういうのね、なんかみんな何をしていいのかわからないっていう難しそうみたいなのもあるのかもしれないですけれど、実際にSDGsをやろうと思うと、あるいは貢献しようと思うと、いろんな方法があるのかもしれないですよね。
藤沢:だってね他のメッセージも読ませていただくとね、例えばゆっぴーさん、30代・女性・会社員なんですけれども、ゆっぴーさんはですね「最近、友人からこの番組を紹介されて聴き始めました」。
マスター:ありがとうございます。
藤沢:これ、この番組を紹介するのだってSDGsの活動じゃないですか、マスター。
マスター:なるほど、それ素晴らしい。
【SDGsを取り組む人を紹介する「フューチャーランナーズ」】
藤沢:だってSDGsを知らない人にSDGsを知ってもらって、さっきみたいにちょっと1回は自転車で移動してみようかなとか、1回はコーヒーをフェアトレードにしようかなとか、そういうことを考えるきっかけになるかもしれないし、実はなんかすごく難しく考えていただく必要は全然なくて、まず自分の健康とか、自分の家のゴミを減らすとか、そういうことなんだと思うんですけれども、実はそんなSDGsに取り組んでいる人たちを特集している番組というのが......。
マスター:藤沢さんもやってらっしゃるんですよね、SDGsにね。
藤沢:私が理事をやらせていただいている日本証券業協会では、「フューチャーランナーズ~17の未来~」という番組を7月からやっていて、これフジテレビで毎週日曜日夕方の5時25分から5時30分、首都圏のローカルなんですけど、実は首都圏の方じゃなくてもインターネットの番組サイト( https://www.fujitv.co.jp/futurerunners/ )で全部見ることができるんですよ。
マスター:そうですか。いろいろやってらっしゃって、そこも面白そうですね。
藤沢:なのでSDGsって、具体的にどんなことやってる人がSDGsやってる人なのかなっていう方は番組のサイトで見ていただくとカッコいい取り組みから身近な取り組みまで。
マスター:そういうのが出てくるんですか。
藤沢:はい。
マスター:いいですね。
藤沢:そしてマスター、お気付きかもしれませんが、背後にテレビカメラが入っておりまして。
マスター:背後霊のように。
藤沢:この「フューチャーランナーズ~17の未来~」の番組で、この「グローバルヘルス・カフェ」もSDGsに取り組んでるということで紹介していただける。
マスター:そうですか、ありがとうございます。
藤沢:でもね、ぜひ見ていただいて、そしてこうやっていろいろなところでSDGsに取り組むというのが広がってきてるっていうのは。
マスター:いいことですよね。またさっきもちょっと言いましたけれど、別に堅苦しく考えなくても、その一歩は今回のリスナーの方たちもいろんな一歩を見せてくださったような気がするんですけどね。
藤沢:そうですよね。しかも、さっき東松島市の話を最初に伺いましたけれども、皆さんお住まいの町、市とかで「わが町ってSDGsについてどんなことしているのかな」っていうのを問い合わせてみるとか。
マスター:あるいは「こんなことやってるよ」と。「もうこんなのやってるんだけどこれ他の町でもやってみない」みたいなこととかね。そんなのもいいかもしれない。
藤沢:もし皆さんのお住まいの地域で「うちの町はこんなことやってます」というのがあれば聞かせていただきたいし。
マスター:そうですね。
【SDGsの活動を発信して多くの人に知ってもらうことも重要】
藤沢:あと会社もいろいろやっててね、例えば吉本興業も実はSDGsに取り組んでいる。
マスター:そうなんですか。
藤沢:賞も取ってて、「SDGsパートナーシップ賞」というのを、「第1回ジャパンSDGsアワード」というのでもらってらっしゃるそうです。これはどういうものかというと吉本さんて地域に芸人さんを住まわせちゃうという。
マスター:そうなんですか。
藤沢:その地域に住んで芸人活動していただくと、その地域に注目が集まるじゃないですか。そういう人がいることでもしその地域がSDGsに取り組んでいたりすると話題になる。
マスター:なるほどね。
藤沢:実はそういう役割って、私思ったんだけれども、マスターのNCGM、吉本興業と一緒と言ったら怒られるけれど。
マスター:なるほどお笑いで売り出しますか。
藤沢:それもぜひやってほしいですね。
マスター:そうですか。
藤沢:実は同じように注目を集める役割をされてるなと思ってて。
マスター:そうですか。
藤沢:なぜかというとこの番組やってるでしょ。それに、東松島市で実はマスターがやってらっしゃることって、東松島市の保健師さんが震災の時に一所懸命いろんな活動された。その活動をこんなふうに整理してみたらどうですかなんてアドバイスをされることで日本中の方、世界中の方が東松島市って震災の時に保健師さんがこんな素晴らしいことやってたんだ。災害があったらこういうふうにやればいいんだっていう注目をしてもらうきっかけを作ってらっしゃるでしょ。
マスター:私自身はそんな大層なことやってないんですけれど、職場の人間でそういうふうなまとめですかね。そういうのとか、あるいは私自身も向こうで皆さんの思いとか、すごいたくさん持ってらっしゃるんですよね。そういうのをみんなに知ってもらうということのお手伝いとかですね、あるいはそれを計画に生かすとか、そういったようなお手伝いができてればいいかなという感じですけどね。
藤沢:だからこのSDGsって身近なことをするのももちろん大切なんだけど、もう一つすごく大切なのはやはり文字にしてみんなに知ってもらうとか、お笑いとかでもいいから発信をするとか、より多くの方に知ってもらうという活動もとっても大事っていうことですよね。
マスター:あと、そういうことによって、例えばあそこあんないいことやってる、だったらうちでもできそうとか、そういうのを橋渡しというかだんだん広がっていけばみんなでやっていく感じなりますよね。
【「一言でSDGs」大募集】
藤沢:そう思います。なので、マスターが今日気にされていた何したらいいのかなって方はまず「SDGs知ってる?」って人に聞いてみるという。
マスター:それもありですね。大体みんな知らないっていうパターンなんで。
藤沢:知らないって言われた時に困らないようにとりあえずちょっとSDGsって何か。
マスター:ちょっと見ておくとかね。
藤沢:マスター、一言でSDGsって何て言えばいいですか。
マスター:それこのあいだも、そうですよね、なんだっけ、忘れちゃった。
藤沢:「SDGs知ってる?」って人に聞いて知らないって言われたら、一言で言ったほうがいいじゃないですか。
マスター:そうですね。持続可能でも難しい言い方ですよね、何でそこで突然そういう宿題を投げかけるんですか。
藤沢:前回もこの議論したんだけれども、マスターが忘れているという大事件が今発生いたしました。マスターが忘れない、SDGsとは一言で表す話を、また皆さんから教えてもらおうかな。
マスター:そうですよね。
藤沢:このあいだはいろんな語呂合わせとかいただきました。
マスター:いただきましたよね。でもあれ確かに覚えられないですね、あれだけ数があると。
藤沢:じゃあ次回はマスターが絶対忘れないSDGsとは何か、一言で表した言葉をリスナーの皆さんからいただけると、また何かプレゼントあります?
マスター:それ素晴らしい、あります、準備しましょう。
藤沢:ということなのでぜひよろしくお願いいたします。お待ちしております。
マスター:お待ちしております。今日はどうもありがとうございました。
藤沢:ありがとうございました。