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4月21日(日)、佐賀競馬場(雨・不良)で行われた4歳以上の牝馬による地方全国交流の重賞、第8回佐賀ヴィーナスカップ(ダート1400m・出走11頭)は、道中は3番手を進んでいた高知のアンティキティラが3コーナー過ぎにインコースを通って先頭に立ち、直線ではクリノメガミエースの追い上げを振り切って重賞4勝目を挙げた。勝ちタイムは1分27秒4。1馬身差の2着が兵庫のクリノメガミエース、2馬身2分の1差の3着が兵庫のアイヤナ、4着が兵庫のアキュートガール、5着が1番人気だった高知のミニョンで、遠征馬が上位を占めた。地元・佐賀所属馬はシウラグランデの6着が最高だった。

勝ったアンティキティラは父シニスターミニスター、母ネオヴァシュラン(母の父エンパイアメーカー)の5歳牝馬。高知・別府真司調教師の管理馬。鞍上は高知・多田羅誠也騎手。通算成績は42戦11勝、重賞はおととし2022年9月に名古屋の秋の鞍を勝って以来4勝目。佐賀での重賞勝ちは2022年1月の花吹雪賞に続き2勝目となった。

レース後のコメント

1着アンティキティラ(多田羅誠也騎手)
「この馬にとって不良馬場は得意にしている馬場ですので、きょうはラッキーかなと思って乗っていました。佐賀の馬場にも合っていると思いますし、こういった雨の馬場は得意だと思います。逃げられたら逃げたいと思っていましたし、逃げて欲しいという指示も出ていたのですが、外の馬の出方を見て、一歩抑えるような感じで乗りました。3、4コーナーでどんどん内に締められるような感じになりましたので、少し早いかなとは思ったのですが、締められる前にスッと抜けることができましたし、馬の力もあって、スピードを生かして抜けることができたと思います。直線では余裕は無かったですし、必死に追っていました。最後まで馬が踏ん張ってくれたと思います。
今もまだ気難しいところがありますが、(佐賀で花吹雪賞を勝った)2年前よりさらに成長していますし、これからもまだ活躍できるのではないかと思います。グランダムジャパンの最終戦も残っていますし、今シーズンはグランダムジャパンも二部制に分かれていますので、秋シーズンも頑張って、一位を取れるように仕上げていきたいと思っていますので、ぜひ応援してほしいと思います。
天気の悪い中、たくさんの声援ありがとうございました。こうして高知から佐賀まで出てきて、皆さんに応援してもらえることを本当に嬉しく思いますし、その力のお陰で、馬も、僕も、頑張って力を出し切れたと思います。また高知競馬と佐賀競馬を応援してもらえたら嬉しいです」

2着クリノメガミエース(笹田知宏騎手)
「久々の1400m戦で積極的な競馬をしました。内々を通りましたが、馬場は問題無かったです。4コーナーから外に出して、良い感じで伸びたのですが、もう一歩のところで脚色が一緒になってしまいました」

3着アイヤナ(永井孝典騎手)
「1400m戦のぶん、出していこうと思いましたが、まわりが速かったです。掛かっていくタイプなので、ギリギリまで溜めて内々を通りましたが、外に出していれば違ったかもしれません。長く脚を使えるようになれば、と思います」

4着アキュートガール(鴨宮祥行騎手)
「久々の1400mでしたし、初めての馬場とコースで戸惑っていました。後ろからになりましたが、流れが向いて脚は使えました。リズム重視で行って、この馬なりに頑張ってくれたと思います」

5着ミニョン(山崎雅由騎手)
「馬場的には問題無く走れましたが、3コーナーで不利を受けて、スムーズな競馬ができませんでした」

(取材協力:うまかつ.net)

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