お知らせ:
大井、川崎、船橋はともにウォーターフロントの競馬場ですが、浦和は完全に住宅地の中にあるところが大きな違いかもしれません。土地に根差している感じがあって、いかにもその地域に来たなという印象があって私は好きです。
先週、取材で浦和競馬場に行ったのですが、たぶん5年ぶりぐらいです。いつの間にかスタンドが新しくなっていて驚きました。スタンドの指定席や業務用のエリアなんて、取材証にあるQRコードをかざして入り口のゲートが開く仕組みになっていました。そんなシャレたシステム、以前私が行った時はなかったです。そういえば、私が初めて浦和競馬場に遊びに行った2000年はまだ内馬場に大型ビジョンもなかったですからね。日々進化していくのです。
しかし、その他はいい意味で以前と変わっていませんでした。競馬場ののんびりとした雰囲気を残しながら、スタンドは新しくなって、より便利になっていく。良いとこ取りってやつですね。素晴らしいじゃないですか。
残念だったのは、このご時世で無観客開催だったこと。お客さんがいれば、食堂なども開いていて雰囲気が出るのですが、そんな様子が見られないのは惜しかった。次行く時には、状況が改善されていることを切に願います。
話は変わって、おととい、私個人が選ぶ史上最強マイラー・グランアレグリアが安田記念に出走しました。初めての中2週がどうかとか言われましたが、あのメンバーなら勝ってくれると信じていました。しかし、道中があの展開になるとはね。終始、馬群の中に閉じ込められ、ようやく前が開けたのは直線の半ばぐらい。それでも伸びて来たので、ウオッカの再現か!なんて思いましたが、惜しくも2着...。上がりは最速の32秒9。純粋に速力だけだったら負けていませんよね。しかし、これは競馬。展開も含めて制さなければいけないのが競馬の難しさです。
でも、思い返してください。グランアレグリアもデビューから振り返れば進化しています。朝日杯フューチュリティステークスやNHKマイルカップでは、揉まれ弱いところを見せていずれも敗れていました。2歳や3歳時にあのような展開に遭っていたら、もっと着順を落としていたかもしれません。若い頃は抑えが利かずに先行していたところもありましたが、それも改善され、今やどんな競馬でも対応できるようになりました。秋は天皇賞とも言われていますが、巻き返してほしいものです。最終的にはどのレースを目指すのでしょうか。もう一回、この馬の走りを実況してみたいな。
さて、今日の「競馬が好きだ!」は地方競馬の話題。10日(木)に園田競馬場で行われる兵庫ダービーの展望などをお送りします。お楽しみに!