RCサクセションというと、とかく忌野清志郎の奇抜なメイクや、イロモノ志向が取り沙汰され、それがはっきりと好き嫌いに現れる面がありますが、70年代に発売されたアルバム「初期のRCサクセション」「シングルマン」といった初期の作品は、まさに「正統派フォーク」であり、日常のほんの些細な出来事や身近な存在を一人称的に捉えたものも少なくありません。ただ、楽曲に垣間見える明確な「メッセージ」は、その後、日本のハードロック界の第一人者として、不動の地位を築くに十分な鋭さとポテンシャルを持っていました。忌野氏自身は2009年、短すぎる生涯にピリオドを打ちましたが、そのスピリッツと高い音楽性が日本のミュージックシーンに与えた影響は計り知れません。
今回は時代を超えて愛され、歌い継がれる名曲の数々を厳選してお送りいたします。ご期待ください! by広島くん
8月2日(火)「RCサクセション特集」セットリスト
1.雨あがりの夜空に
2.ステップ!
3.トランジスタ・ラジオ
4.君が僕を知ってる
5.スローバラード
6.SUMMERTIME BLUES
7.夜の散歩をしないかね
(全7曲)