「10月CPI上昇率3.2%に鈍化」
「長期金利4.43%に低下→米株高」
「半導体関連株、住宅関連株上昇」
「ラッセル2000は5%の上昇率」
11月14日の米国株は上げました。10月消費者物価指数の内容を受けて金利が急低下しました。金利低下好感で株高です。
労働省は14日、10月の消費者物価指数を発表しました。
10月消費者物価指数(前年同月比)
総合+3.2%(9月+3.7%)
コア+4.0%(9月+4.1%)
総合物価指数を時系列で見てみましょう。
総合物価指数の推移(前年同月比)
6月 +3.0%
7月 +3.3%
8月 +3.7%
9月 +3.7%
10月 +3.2%
(前月比)
6月 +0.2%
7月 +0.2%
8月 +0.6%
9月 +0.4%
10月 +0.0%
前月比では横ばいとなりました。物価上昇の鈍化を受けて、10年債利回りは、前日比で約0.2%P低い4.43%まで低下しました。
株価は大幅上昇です。NYダウは1.4%、ナスダック指数は2.3%の上昇率です。GAFAM、半導体関連株が高くなりました。NVDAは高値498ドルまでありました。史上最高値502ドルに迫っています。
金利低下を受けて、住宅関連株も大幅高です。レナ―、DHI、トールブラザーズ、ホブナニアン(HOV)など住宅建設関連株が4%-10%の大幅高です。決算を発表したホームデポも5%上昇しました。金利低下→住宅ローン低下→住宅建設増加が期待されています。
中小型株の値動きを示す「ラッセル2000」は5.4%上昇しました。NYダウやナスダック指数を大きく上回る上昇率です。金利低下が借入金負担の軽減につながり、体力の弱い中小型株の経営健全性につながるとの期待が株価を押し上げたようです。。
11月15日午前6時40分記