「インテルが5%上昇--投資拡大を好感」
「米国年末商戦は+3.1%――外食が伸びる」
12月26日の米国株は上昇しました。上昇率は、NYダウが0.4%、ナスダック指数が0.5%でした。
NYダウ採用銘柄における上昇率ランキングのトップはインテルです。
インテルの株価(26日)
50.50ドル(+2.50ドル、+5.21%)
インテルは「イスラエルに250億ドルを投じて製造拠点を拡充する。イスラエル政府から32億ドルの補助金を得る計画」が明らかになり、買いを集めました。AMD、NVDA、TSMC等、半導体関連株が総じて高くなりました。半導体製造装置メーカーも上げました。
ダウ採用銘柄の上昇率ランキング上位には、キャタピラー、スリーエム、ハネウエル、ダウなど、機械・化学業種も目立ちます。景気敏感株の強い動きを示しました。原油価格は2%上昇しました。
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マスターカードは26日、年末商戦(11月1日~12月24日)の動向を発表しました。前年同月比+3.1%となりました。
年末商戦の増加率(マスターカード)
全体+3.1%
店内+2.2%
オンライン+6.3%
分野別
アパレル+2.4%
家電 -0.4%
雑貨 +2.1%
宝飾品 -2.0%
外食 +7.8%
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日本の小売業の決算内容は、9-11月期も概ね好調なようです。
百貨店運営のJフロントリテイリング(3086)は26日、決算を発表しました。
Jフロントの3-11月期
売上高 2865億円(+11%)
事業利益306億円(+48%)
9-11月期
売上高 949億円(+8%)
事業利益104億円(+49%)
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スギホールディングス(7649)は26日、決算を発表しました。24年2月期の営業利益について、従来の330億円に対して350億円(前期比+10%)に上方修正しました。人流の増加に伴い、化粧品需要が増加しました。インフルエンザの感染者増加を受け、関連商品需要も増加しました。
12月27日午前6時30分記