「アップルにアナリスト判断引き下げ相次ぐ」
「12月ADP雇用統計-16万人の大幅増加」
「賃金伸び率――継続勤務者5.4%(前月5.6%)、転職者8.0%(前月8.3%)――順調に鈍化」
1月4日の米国株は小動きです。日本時間午前5時20分、NYダウは約0.3%上昇する一方で、ナスダック指数は0.3%下落しています。
米国10年債利回りは一時4%に乗せました。12月27日の3.78%台に対して0.2%Pほど上の水準です。
アップルは約1%下げています。本日下げると4日続落です。アナリストの目標株価引き下げが相次いでいます。「高付加価値スマホの競争激化を受けてiPhoneのアップグレード需要に疑問が残る」、「24年上期に入るスマホの在庫を懸念する」、「販売台数の伸び率がピークに達している」、「中国のマクロ経済環境が悪化」等の調査内容が報道されています。
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民間調査機関のADPは4日、12月の雇用調査を発表しました。民間企業の雇用者増加数は16万4000人と、11月の10万1000人を大きく上回りました。強い数字です。
しかし、12月の賃金の伸び率は継続勤務者5.4%(前月5.6%)、転職者8.0%(前月8.3%)と順調に鈍化しています。賃金インフレ抑制を確認するデータです。以下にADPデータを時系列で示します。
ADP雇用調査
民間企業雇用者増加数
10月106000人
11月101000人
12月164000人
賃金の伸び率(ADP)
継続勤務者
9月 5.9%
10月 5.7%
11月 5.6%
12月5.4%
転職者
9月 8.8%
10月 8.4%
11月 8.3%
12月8.0%
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日本の百貨店各社は4日、12月の売上高を発表しました。
12月売上高(前年同月比)
三越伊勢丹 +10.3%
高島屋 +9.1%
Jフロント +7.2%
松屋 +19.2%
エイチ・ツー・オーリテイリング+12.3%
1月5日午前5時30分記