「日経平均、史上最高値を更新」
「次はTOPIX、最高値は2884P」
2月22日、日経平均が史上最高値を更新しました。米国時間21日通常取引終了後に決算発表したNVDAが時間外取引で9%上昇しました。
NVDAの時価総額は日本円換算で250兆円を超えます。そのNVDAの急上昇が半導体関連株全般の上昇につながりました。
東京市場では、半導体関連株の上昇が全体を押し上げました。米国21日時間外取引で、AMDが4%高、ARMが7%高、TSMCが3%高となりました。当然、日本でも半導体関連株が買われました。
半導体関連株の局所的人気ではなく、幅広い株が買われたことが収穫です。トヨタが一昨日に付けた高値を更新、日立、三菱電機、SMCなど設備投資関連株も広範囲に買われています。出遅れ株に対する人気も取り込む形で、次はTOPIXの高値に対する関心も高まりそうです。
TOPIXの史上最高値は1989年12月18日の2884.80P(取引時間中高値は2886.50P)です。あと8%ほどの上昇が必要になりますね。半導体関連株に加え、金融株や素材株が買われると、TOPIXが上昇します。
日本株上昇要因を以下にまとめておきます。日本株独自ではない要因も含みます。
◎賃金・物価上昇継続に対する信頼感向上
◎上場企業の資本効率改善・株主重視経営転換に対する評価
◎日本国内における半導体工場増設等の好影響
◎個人金融資産活用による中期的な日本株需給の改善
◎個人金融資産の外貨建て商品購入に伴う構造的円安傾向
◎AI市場の世界的拡大に伴うエレクトロニクス関連需要の拡大
◎緩和的色彩を保つ金融施策
2月22日午後3時10分記