「日経平均・初めての41000円台、益回り5.7%―――来週は権利落ち=下げを待ち構える投資家...」
3月22日の東京株式市場では、日経平均が41000円乗せとなりました。3月の日経平均の動きを時系列で見てみましょう。
3月
日経平均 PER 1株利益
1日39910円82銭16.80倍2375円
4日40109円23銭16.80倍2387円
5日40097円63銭16.88倍2375円
6日40090円78銭16.92倍2369円
7日39598円71銭16.82倍2354円
8日39688円94銭16.86倍2354円
11日38820円49銭16.45倍2359円
12日38797円51銭16.37倍2370円
13日38695円97銭16.32倍2371円
14日38807円38銭16.38倍2369円
15日38707円64銭16.45倍2353円
18日39740円44銭16.79倍2366円
19日40003円60銭16.98倍2355円
21日40815円66銭17.29倍2360円
22日 41000円乗せ
日経平均の予想PERは17倍を超えてきました。益回りで5.7%です。日本の10年債利回りは約0.75%ですから、債券利回りと比べて割高感が強調される訳ではありません。ただ、グローバル投資家の運用対象として評価するならば、米国10年債(4.2%)と比べることも必要なのでしょう。
22日には、東京エレクトロンが3月4日の高値を更新、ディスコは5日高値を更新、レーザーテックは2月16日の高値を更新しました。主力半導体製造装置メーカーが久しぶりの高値更新です。
半導体関連株、総合商社、金融株、自動車株、重機械株など幅広い株が循環的に上昇していく展開が続いています。
来週は、3月期決算の配当の権利落ちがあります。配当重視の日本株市場においては、配当の権利落ちを受け、一時的に株価が下落する現象が考えられます。しかし、その下げを待っている投資家も多数存在するでしょう。
ちなみに、12月本決算の高配当利回り銘柄として知られる株=JT(2914)は、昨年12月28日の権利落ち日の株価が3612円(-107円)でした。権利落ち直前の株価(12月27日終値3719円)は、権利落ち4日後の1月5日に回復していました。
3月22日午後3時10分記