「銅価格上昇、22年6月以来の高水準に」
「ヴァーレ、リオティント、BHPグループが大幅上昇」
4月8日の米国株は小動きでした。NYダウは0.03%下落、ナスダック指数は0.03%の上昇でした。
10年債利回りは4.46%台まで上昇しました。昨年11月以来の高水準です。銅先物価格は1ポンド4.3ドル台まで上昇しました。22年6月以来の高水準です。
銅価格上昇を受けて、鉱物資源関連株が買われています。以下に示めします。時価総額はヴァーレが535億ドル、リオティントが1097億ドル、BHPグループが1511億ドルです。結構な大型株ですね。
ヴァーレ(VALE)12.50ドル(+0.70ドル、+5.93%)
リオティント(RIO)66.08ドル(+3.08ドル、+4.89%)
BHPグループ(BHP)59.69ドル(+2.03ドル、+3.52%)
米国の銅開発会社では、フリーポートマクモランも1%上昇しました。フリーポートマクモランは52週の高値更新です。
TSMCは1%上昇しました。TSMCのアリゾナ州における工場建設に対して、米国商務省の支援額が明らかになりました。66億ドルの助成金と50億ドルの融資が決定されたとのことです。この資金援助は2022年の米国チップ・科学法(U.S. Chips and Science Act)によるものです。
TSMCは10日に3月の月次売上高を発表します。1月と2月のデータを確認しておきましょう。
TSMCの月次売上高
1月2157億台湾ドル(+7.9%)
2月1816億台湾ドル(+11.3%)
TSMCは1-3月期の売上高計画の中心値を前年同期比約10%の増加と計画しています。
4月9日午前6時15分記