「米株安・金利上昇・ドル高」
「3月CPI、前年同月比+3.5%、コアは+3.8%」
「6月FOMCにおける利下げ確率が急低下」
「TSMCの株価は小幅高・3月の月次売上高34%増加」
4月10日の米国株は下げました。下落率は、NYダウが1.09%、ナスダック指数が0.84%でした。3月米国CPI(消費者物価指数)の結果を受けて、金利上昇・株安・ドル高となりました。長期金利は0.2%P上昇して4.56%台となりました。ドル円相場は153円に近付いています。
労働省は10日、3月CPIを発表しました。総合物価指数の伸びは前年同月比3.5%となり、前月の3.2%を上回りました。コア指数の伸びは3.8%と2月と同じでした。
3月CPI
(総合)
前年同月比+3.5%
前月比+0.4%
(コア)
前年同月比+3.8%
前月比+0.4%
3月CPIの内容を受けて、6月FOMCにおける利下げ確率は17%となり、前日の57%から急低下しました。高い物価上昇率を受けて、利下げ期待後退です。
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TSMCは10日、3月の月次売上高を発表しました。前年同月比34.3%増加の1952億台湾ドルとなりました。
TSMCの月次売上高
1月2157億台湾ドル(+7.9%)
2月1816億台湾ドル(+11.3%)
3月1952億台湾ドル(+34.3%)
1-3月期の累計売上高は5926億台湾ドルとなりました。1-3月期の売上高について、TSMCでは180~188億ドル(1ドル31台湾ドル前提で約5600億~5850億台湾ドル)を計画していました。実績は計画の上限を上回った計算となります。
米国市場において、TSMCの10日の株価は0.5%上昇しました。
4月11日午前5時40分記