「テイスト・オブ・ジャズ」は、毎週日曜19:00~19:30で放送中(再放送は毎週金曜日 18:30~19:00 ※特別番組放送により休止の場合あり)。番組収録のウラ話はこちらのブログでも紹介されています。
【小西啓一の今日もジャズ日和Vol.695~ラグビーW杯】
この所眠れない日が続いている。と言っても不眠症よりも深夜の2~3時辺りに目が覚めてしまうのである。夕方から家にいる場合には夜の9時ごろには就眠してしまうので、それなりに睡眠時間は取れているのだが、やはりチャンジ―(爺さん)は長く良い睡眠時間を保てないのである。しかしこの夜中の覚醒も、今年に限っては結構役立っている。と言うのも目下のぼくの最大関心事、フランスの各地で開催されているRWC(ラグビー・ワールド・カップ)の試合、その実況をTV観戦するのには好都合だと言うことなのである。
今回のRWCのオープニングを飾った、開催国フランスと、超人気の実力国ニュージーランド~オールブラックスとの一戦は、中継開始が夜中の3時半ごろ。2時過ぎには目が覚めそのまま試合開始まで読書などで時間をつぶし、いざ強豪チームの決戦を観戦...と、結構ワクワクしながら夜中の時間が過ぎて行く。そしてこのオープニングの大一番は、大方の予想を裏切って開催国フランスが勝利した。ジャパンに続いてこのレ・ブルー(フランス・チーム)を応援しているぼくとしては、フォワードとバックスが一体となったフランス軍の快進撃、快哉を叫びたくなるような見事な勝利だった。試合後は明るくなった中で心地よくも惰眠をむさぼり、起きたのは昼近く。
そして翌日は、我がジャパンの重要な初戦。未だ神秘のベールに包まれている初見参の南米=チリ。愛称はコンドルだそうだが、その実力の程は全くの未知数。ただここで負ければもう何の希望も無し状態で、誰もが敗戦等は予想だにしない。その上どうした配慮か(日本協会やTV局が頑張ったおかげ...)、試合開始が日本時間の夜8時で、なんとNHKが実況中継するのである。更にその裏番組には民放各局の強力番組がずらりと並んでいる。この中でどれほど健闘出来るのか、ジャパンの真価そしてラグビー人気の浸透度などが問われるところでもある。
その結果は皆様ご存じの通り、ジャパンの完全勝利で勝ち点も5と予想通りいやそれ以上の最大の成果だった。更に並み居る番組群を蹴散らし、この時間帯では最高視聴率を獲得、言うこと無しの無双状態だった。この試合最初の展開はチリにトライを取られるも、直ぐに取り返し危なげなし...と言いたいところだが、チリのパワーに押されラインブレークなどは殆ど出来ない上に、攻撃のラインも下げられ続ける...と言った具合で、出来栄えは決して芳しいものでは無かった。このコンドル軍~チリと言うチームが、もう少し試合慣れしたり国内でのラグビー人気が高いものだったら、かなりな接近戦...だったとも思われ、恐るべしチリと言った感じなのだが、そこは一歩も二歩もやはりジャパンに分があった。何よりも流、松田と言うスクラムハーフ&スタンドオフの司令塔コンビが良かった。そして下川、長田、さらに斎藤と言うわが早稲田ラグビーの若いOB達の活躍が嬉しい限りだった。
これからWRCは佳境を迎え、ぼく自身も夜中に起きなけければならないこともしばしばとなりそうだが、それは良しとしよう。何より嬉しい歓喜の時間を迎えられるのだから...。頑張れジャパン、早稲田ラグビー!
【今週の番組ゲスト:JAZZ SUMMIT TOKYOの代表取締役で
M1「Cross Road / 中山拓海」
M4「Love for Sale / SAWA」