伊藤政昭ブログ その4 [修了生ブログ]
2016/08/17(水) 17:00 ディレクター
レースが終わった直後に行う『勝利者インタビュー』は、時に『公開』勝利者インタビューと題し、屋外ステージで行うこともあり、ファンの皆様には人気のイベントでもあります。

そんな公開勝利者インタビューも行われた、今年年頭の平和島の3日間開催を「優勝」したのが、女子レーサーの今井美亜選手。
魅力的なレースでファンの心を掴む、若手の一人です。


ボートレースの中でも注目度の高い女子選手。
とはいえ、公開での勝利者インタビューで、他の名だたるSG覇者よりも大勢のファンの皆様が集まったことには驚きでした。


デビューして6年が過ぎた今井選手。
その当初から光るレースで沸かせてくれていたのですが、僕自身、強く印象づけられたシーンがあります。


それは、2013年の12月、年末の平和島でのこと。

ボートのレーサーは、勝利に貪欲に突き進むことはもちろんのことですが、その一方で、安全なレースに注意を払う必要があります。
つまり、事故の回避ですね。
その時の今井選手は、節間のレースの中で、1周1マーク、前を走っていた艇が失速し、すでに旋回の初動を切っていた今井選手に、まさに危険なシーンが!!
しかし、巧みなハンドルワークで、その危機を、「軽やか」に避けました。



と、まあここまでは普通の話。「只者ではないな」と思わされたのは翌朝でした。
今井選手と共に、そのシーンを振り返っていた時のこと。
「反射神経が凄いですね」と、問うと、「あたし、反射神経良いんです」と。

これがまるで、「あたし、イチゴ好きなんです」と、
好きな果物でも答えるかのように、ふんわりした表情で話したのです。

強調しますが、そんなに簡単な事故回避のプレーではなかったんですよ。
実際、当時、平和島の審判室でも、その立ち回りは審判員の方々が口々に褒めておられました。


難しいパフォーマンスを、いとも簡単に見せ、また柔らかく答え、
飛躍を予感させたその翌月、彼女は2014年の初頭に初優勝!

その後、スタート事故には悩まされながら、先日のGIレディースチャンピオンではフライング2本のハンデを抱えた中、優勝戦に進む活躍を見せました。
フライングの罰則のため、しばらくはお休みも多くなりますが、競艇界女子を牽引する存在へ、また、ほんわかした丘の上とは想像のつかない、アグレッシブなレースを期待したいレーサーです。


 

伊藤政昭 レースアナウンサー養成講座第13期修了生

『グリーンチャンネル』

・中央競馬パドック中継MC

・地中海ケイバモードMC

・その他特番進行MC等

『レジャーチャンネル』

・ボートレースタイム(ボートのニュース番組です)MC

・SG・GI中継総合MC

・その他レースライブMC等

 

平和島、桐生、多摩川他ボートレース場『ピットリポート』、『勝利者インタビュー』など。