原山実子ブログその9「双眼鏡と競馬場実習」 [修了生ブログ]
2017/10/06(金) 13:45 ディレクター

競馬場では、木々や空の色が、秋の気配が色濃くなってきました。
秋のG1初戦、10月1日・中山競馬場で行われたスプリンターズステークスは、最後外から鋭く伸びたレッドファルクスが見事連覇を決めました。

 ゴールまでの最後の5秒ほどで、実況アナウンサーは、前のレッツゴードンキと逃げたワンスインナムーンとの接戦、さらに外から一気に来たレッドファルクスをとらえて、差し切ったところまでをとらえていました。
内も外も見なければならない状況でのとっさの判断、実況アナウンサーの力を感じるレースとなりましたね。

 

先日、ラジオNIKKEIの小塚アナウンサーがツイッターで双眼鏡の事をつぶやいておられました。
レース実況で使っている双眼鏡をオーバーホールに出そうとしたら、意外と時間がかかるということで断念した、というツイートを見て、以前私も、レンズの調整と目当てゴム(レンズの周りについている目を当てる部分がゴム製なのです)の交換で2週間かかったことを思い出しました。

双眼鏡は決して安い物ではないので、メンテナンスもそれなりの費用が掛かりました...が、帰ってきた新品同様の双眼鏡を見ると、やはりオーバーホールに出してよかった、と思いました!


双眼鏡も、調べるといろいろと奥が深そうです。

今回は、競馬実況アナウンサーとして活躍する、清水久嗣さんにお話を伺って、愛用の双眼鏡を見せていただきました。
 清水さんは、レースアナウンサー養成講座13期生。
今年のスプリンターズステークスを実況し、競馬だけではなく、野球やオリンピック中継、いろいろな競技の実況やリポートをされています。


shimizukun
清水さんが現在使用しているのは、キャノンの手ぶれ防止機能が付いた倍率10倍の「Canon 10×30i」

2007年に実況アナウンサーになって、しばらく経ってから購入したものだそうです。

「講座の生徒の時は、小さい双眼鏡でレースを見ていました。競馬場での実習で双眼鏡を借りたときに、ぶれないし、軽いし、これはいいなと思いました。それまで使っていたのは、さすがにここまでのスペックのものではなかったので。」
―それが今も使っているキャノンの双眼鏡だったのですね。
「プロになって、お金をためて、半年後位にこの双眼鏡を買いました。馬の追い方が格段に変わりましたね。見え方が全然違いました」
―違いますよね!(私も実感した一人です)

「ソチオリンピックでもこの双眼鏡を使いました。モーグルのゴール地点からスタート地点を見上げた時、この双眼鏡はすごいと思いました。フィギュアスケートの浅田真央選手が会場入りするところもこれで見ましたね。ロンシャンの3コーナーも、この双眼鏡ならしっかりと見ることができました。」
―いろいろすごいものを見ていらっしゃいますね...!双眼鏡、大活躍ですね。ところで、実況アナウンサーを目指す人がこれから双眼鏡を選ぶとしたら、どんなところがポイントになりますか。

「1からやる、となったらこれを薦めますね。レースを実況するには、まず見えること。モニターで実況出来ているのに、見づらい双眼鏡では実況できないということも起こりますから。双眼鏡っていろいろ個性があって、明るさや視野を求めると、倍率が上がるし、値段も上がります(笑)競馬は、ある程度の広さの範囲が見えていることが必要なので、双眼鏡の倍率が大きければいいというものではない。そういう部分でも、これは手にしっくりくる感じがします。雑な性格なのでメンテナンスとかしていませんが、10年使って日本全国・海外に持って行ってもまだ使えています!」

--清水さん、ありがとうございました!


私は実況のお仕事はしていませんが、レースを見るときに愛用している双眼鏡は、清水さんと同じものです。

講座の受講生だった当時の私にとっても、結構頑張らないと買えないお値段のものでしたが、競馬の事をもっと知りたい、話せるようになりたい、という自分の中の「覚悟」を決める気持ちで購入しました。
以来20年近くいろんな場所でいくつものレースをこの双眼鏡で観てきました。
JRAでも地方競馬でも、海外でも、他のスポーツ観戦でも、普段見えないものを見せてくれる相棒です。

 今週から、レースアナウンサー養成講座の競馬場実習が始まります。

生徒の皆さんが初めて、競馬場で塗り絵を手に双眼鏡でレースを喋る実習。

大昔、私も実習の前日はかなり緊張していました。喋った後は、あまりのできなさに、盛大に落ち込みました!
でも、指導してもらえる貴重な機会、ぜひ皆さん、頑張って挑戦してきてください。

 

最近では、競馬場のターフビジョンが大きくなり、画質が良くなったこともあって、

双眼鏡でレースを見る競馬ファンは少ないように思います。
秋のG1レース、皆さんも双眼鏡を手にレース観戦してみてはいかがでしょう。

双眼鏡越しに、今まで見えていなかったシーンが広がるかもしれません。





原山実子
 レースアナウンサー養成講座第6期修了生(本人ブログより)

原山さん

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