原山実子ブログその13 [修了生ブログ]
2018.04/28 ディレクター 記事URL

以前、有名な実況アナウンサーの方にご挨拶したときに

「今はどこに行っても、レースアナウンサー養成講座の方に会いますね」
と言われたことがあります。
講座の修了生、お仲間が増えて、競馬場で「自分も受講生でした」と声をかけられることもあります。嬉しいです。

そして競馬場で会った方から

「受講しようか迷っています」

「アナウンス学校に通ったことがないのですが、受講しても大丈夫ですか?」

と言われたことがあります。

(気持ちの良い季節になりました。東京競馬場)













授業内容やスケジュールなどの質問は講座の事務局にしていただくとして、
今回は、私自身が(もうずいぶん昔のことですが)レースアナウンサー養成講座を受講して感じたことをお話します。
まず、競馬関係の喋りのお仕事を目指す方にとって、この講座を受講して損はないでしょう。
実際に競馬実況で喋っているアナウンサーのノウハウを1から教えてもらえる、そして指導してもらえるのですから。

実は私は、受講するまで、実況の時に「塗り絵」(勝負服や馬名を書いた紙)を作ることを知らなかったですし、双眼鏡でレースを見る習慣もありませんでした。

どのようにして実況のための準備をするのか、から始まって、実際にマイクをつけて実況をするまでを体験できる、
実況の音声をプロに聞いてもらって、どこがいいのか、弱いのかを指摘してもらえる。

プロに教えてもらえるということは、本当に素晴らしいことです!

正直、一人で練習することもいいのですが、自分の実況を自分で聴いているだけではなかなか上達しづらい。
努力に無駄はありませんが、使える時間は限られています。
やみくもに練習し続けるよりも、少しでもやるべきポイントを見つけて、進歩できる練習をした方が、他のことに使える時間も増えます。


先生がいて、仲間がいて

、自分の実況を聴いてもらうことで、自分の弱点や、それを補えるいいところも発見できるようになります。
周囲に競馬の実況アナウンサーを目指す人がたくさんいて、その仲間と情報交換ができることも、講座に通ってよかったと思えることの一つです。

そして、私が入門コースと当時の実践コース、あわせて1年勉強して感じたのは、
喋る仕事を目指す意識を持つと、不思議とその方向に向かうための情報が集まってくる、ということでした。

これまで、講座出身者の方のお話を伺って、また自分が経験したことを振り返ってみると、


 やりたい方向を見据えて努力を重ねた人のところには、少なからずチャンスはやってきている、と思いました。
すぐにチャンスが来ないことで、焦ったり、人をうらやんだりしても、プラスになることはありません。
そんな時はひたすら競馬を楽しんで、喋る勉強、練習をした方がいいです。
実際、お仕事として競馬の世界に入ると、競馬を思い切り楽しめる時間は減りますから。

 

世の中には自分が今いる世界とは全く違う新しい世界があって、私たちはその場所に向かう方法を知らなかっただけです。
新しい世界には、私たちが知らなかった「チャンス」があって、それが来た時に捕まえる力をつけておいた方がいいことは間違いありません。
レースアナウンサー養成講座は、競馬にかかわるアナウンスの仕事をしたい人の第一歩として、これからの力をつける役に立ってくれる講座だと思います。

迷っている方は、一度、講座の「音声テスト」を受けてみてはいかがでしょうか。マイクに向かって競馬の馬番や払い戻しを読む、一生懸命喋る自分の声を聴いてみると、夢に向かっての一歩目を踏み出した実感がわいてくることと思いますよ。




原山実子
 レースアナウンサー養成講座第6期修了生

原山さん

::現在のお仕事::
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ラジオNIKKEI「通販/ショッピングキャスター講座」
          「赤坂アナウンス塾」 講師

他、通販ライター、テレビショッピングやネットショッピング等のコンサルタント、
商品プレゼン、キャスターマネージメントなどもしています。

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(司会)
千葉サラブレッドセール(競走馬のセリ)司会、場内ナレーション

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他 競馬関係イベント司会
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他多数

(テレビ/ラジオショピング・CMなど)
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・『下町人情ショッピング』

・ライスフォース・ラジオショッピング(秋田放送、ラジオ福島、北陸放送、FM群馬 他多数)
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・レポーター
・ライター(競馬・占い)など
(本人ブログhttp://blog.goo.ne.jp/ririan_hより)



原山実子ブログその12「山中寛アナウンサー」後編 [修了生ブログ]
2018.03/31 ディレクター 記事URL

前回に続いてお話を伺ったのは、レースアナウンサー養成講座10期生、山中寛(やまなかゆたか)さんです。
※初めて読まれる方は「その11」からご覧ください。


山中 レース講座の最後に「成果発表会」があり、そのあと耳目社の方から「競馬場の実況席を見に来ませんか」とお声をかけていただいて、川崎競馬場に行きました。

山中 川崎競馬場に遊びに行ったことはありましたが、実況席を見るのはもちろん初めてでした。この日はなんだか地に足がつかないような感じで、何を喋ったかよく覚えていないです。その後「耳目社で働かないか」と連絡をいただいたのですが「ほんとかな、ほんとかな、あの耳目社から、信じられない」と、入社するまでずっとそんな気持ちでした。

―耳目社の方は、必ず成果発表会にお見えになりますよね。私の時もいらしていました。そんな中で、山中さんを採用しようと決めた理由は何だったのでしょう?

山中 何だったのですかね(笑)ベテランばかりだったので、新人を入れた方がと思ったのかもしれませんが。今度専務に聞いてみます。

―いよいよ、アナウンサーとしてのキャリアがスタートすることになりました。

山中 会社を辞めて、2000年11月に耳目社に入社、2001年7月、浦和の1レースで実況デビューしました。今でもビデオを持っていますが、ものすごく声が暗いかった。練習の時と比べて声が出ていないうえに、トーンが低い。800mのレースであっという間に終わってしまって。この日は3レース実況しましたが、レースの実況をするのにうきうきしていましたが、いざ喋るとなるとものすごく緊張したことを覚えています。 


―キャリアを積んで、重賞を喋ることになったのはいつですか。


山中
 初クラシックはメモリヒメが勝った2003年桜花賞だったと思います。その前に新潟で東北ダービーなどを実況はしているのですが、南関の初クラシック実況桜花賞。春の重賞ということもあり、浮かれていたんでしょうね(笑)当時耳目社にいた増田さんに「もうちょっと落ち着きなさい」と怒られました。その年のJBCではスプリントを実況させてもらいました。勝ったのはサウスヴィグラスです。忘れられないですね。



―今までの自分の実況で心に強く残っているものはありますか。


山中
 オウマタイムの時間だ、ですね(笑)あれは直線、オウマタイムが突き放したときに、ぱっと頭に浮かびました。


―こう言おう、と思って用意していたフレーズじゃなかったんですか


山中
 仕込んでないです。今までに、用意した言葉を喋ったこともあるのですが、なぜかあんまりハマらなかった。


―塗り絵に各馬が勝った時用のフレーズを書き込んでいるアナウンサーもいますね。 


山中 僕は、レースの実況では、瞬間的に浮かんだ言葉を喋ることにしています。用意しておいた言葉を言ったこともあったのですが、なんだかこう、はまらないという感じがして。やはりその場で頭に浮かんだ言葉を大切にしています。でも、2017年の東京大賞典は、あの形ならコパノリッキーが勝つな、と思って実況している部分がありました。しかも引退レースですから、勝ったら称えたいと思っていましたし、この馬に関しては、ある程度こういうことを言いたい、と考えていたことが言えたので、自分にとってもいいレースでした。

―実況をするうえで、自分なりの考えを聞かせていただけますか。

山中 あんまり派手に盛り上げようとは思っていないので。競馬ファンの方がレースを見るための「スパイス」になればいいなと思っています。邪魔にならないように。見る人が「ああ、そうなんだ」と思ったり、くすっと笑ったりできる、競馬を見るときの手助けになるような実況をしたいです。そのためには先ず間違えないということも勿論、馬のこともよく調べる、広い視野で競馬全体の流れを見てみるとか。レースだけ喋れればいいというものではないと思うんです。競馬だけではなく、

アナウンサーに限ったことだけでもないと思いますが、一つのことにこだわり過ぎず、いろんなことに興味を持って、自分の脚で出ていくのを惜しまない、興味を持った者に対しては、積極的に自らアクセスしていく姿勢を持ち続けていきたいと思いますし、講座の生徒さんにもそういう気持ちをもってもらいたいと思いますね。
技術的なことを言えば、あんまり人のこと言えないですが、アナウンサーは言葉のプロなので発音、活舌には気をつけたいですね。活舌に自信がなくても、プロならある程度の水準まで引き上げなくてはいけないです。カルビアブリカルビ、アンドロメダザダゾは何度も練習して、いつ出てきてもいいように練習しました。実況がうまくても、普段から話し方やアクセントなどを気をつけていないと、つい出てしまうと思うんですよ。アナウンサーを目指すからには、その志は高く持ってほしいなと思います。


―山中さん、ありがとうございました。


インタビューの最中、本当にさらりと難読馬名が出てきます。またこのお話を伺った時、ものすごく強風が吹き荒れるスタンドの実況席で、直前までお話を伺っても、直ぐに切り替えてレースを実況し、またすぐお話をしてくださるというタイミングでした。直ぐにモードの切り替えができる姿はさすがだと思いました。






原山実子
 レースアナウンサー養成講座第6期修了生

原山さん

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原山実子ブログその11「山中寛アナウンサー」前編 [修了生ブログ]
2018.03/21 ディレクター 記事URL

今回お話を伺ったのは、レースアナウンサー養成講座10期生、山中寛(やまなかゆたか)さんです。

冷たい風が強く吹く日、開催中の船橋競馬場のスタンドで、レースの合間にインタビューさせていただきました。 


―競馬に興味を持ったきっかけを教えてください

 

yamanaka yutaka

山中(以下敬称略) 小学校の高学年の頃、ファミコンの「ダービースタリオン」で競馬に興味を持ちました。その頃は目立つ芦毛のホクトヘリオスやタマモクロス、オグリキャップに注目していて、テレビで競馬中継を見ては、ノートの端にこんな配合はどうかと書いたりしていました。

―なぜ実況アナウンサーになろうと思ったのですか。



山中 土日に競馬中継を見て「実況って聞いていると面白いな」と思いました。馬の名前を読むだけではなくて、ゴールした後のレースの描写とか、勝ち馬の称え方とか。そして、自分もやってみたい、アナウンサーになりたい、と思うようになりました。

その頃は、ラジカセのチューナーをテレビに合わせて、カセットテープでレース実況を録音して、夜な夜な聞いていました。

 

―実況オタク、みたいですね(笑)当時、好きなアナウンサーはいましたか?

 

山中 杉本清さんです。テレビでレースを見ていたので。当時は場内実況をしているのが「ラジオNIKKEI(当時はラジオたんぱ)」のアナウンサーだということも知らなくて、あとで好きだったレースの実況をしていたのが、白川次郎さんだということを知りました。

―そのレースは何ですか

山中 ツインターボのオールカマーです。レースぶりも派手でしたが、白川さんのレースを盛り上げるような実況が印象的で...その頃はまさか、その方に将来教わるなんて思ってもみなかったです。

大学に進学後は、学校(慶応大学)から大井競馬場が近かったので、地方競馬にも行き始めました。ゴールドヘッド、アトミックサンダー、サプライズパワーなどが活躍していた頃です。

 

―大学卒業後の進路はどう決めたのですか?

 

山中 アナウンサー志望でしたが、今思えば覚悟が足りなかったかな、と...アナウンスの勉強もしたのですが、勉強の量や、同じアナウンス志望の仲間との情報交換も足りていなかったと思います。

4年生の春の就職活動がうまくいかず、今後をどうしようと思ったときに、レースアナウンサー養成講座を思い出して、入門コース、実践コースに通ってアナウンサーになれなかったら、もう諦めようと思って、受講を決めました。

 

―覚悟をもって受講したのですね。受講し始めてからはいかがでしたか。

 

山中 大学4年生の秋に入門コースに入り、大学卒業後は学生時代にバイトしていた会社に入って仕事をしながら、レース講座に通っていました。

講座の中山競馬場実習の時に、初めて双眼鏡を使って実況をしましたが、全然喋れなくて「...これは無理かな」と感じました。画面を見ながら喋るのと、実際に双眼鏡でレースを見て喋る事の違い、すごいカルチャーショックで、アナウンサーの人たちはすごいな...と思いましたね。

その実習の後も、ずっと競馬場に残って一人で練習を続けていました。

 

―諦めなかったのですね

 

山中 その頃、南関東の実況をしているアナウンサーは「耳目社」という会社に所属しているのだということを知って、漠然と「ラジオNIKKEIか、耳目社に入ることができたらいいな」と考えていました。

講座の「成果発表会」の後、見に来ていた耳目社の方から「競馬場の実況席を見に来ませんか」と声をかけてもらい、初めて川崎競馬場の実況席に行きました。

双眼鏡で実況をする練習を続け、夢がつながった山中寛さん。


後編に続きます。
近日公開です。お楽しみに!



原山実子
 レースアナウンサー養成講座第6期修了生(本人ブログより)

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原山実子ブログその10「大川充夫アナウンサー」 [修了生ブログ]
2017.11/06 ディレクター 記事URL

ダート競馬の祭典・JBC。
今年はレディスクラシックで、大井所属馬・ララベルが最後の接戦を制し、10年ぶりに地方所属馬として勝利を挙げました。
第1回JBCが行われたのは2001年。初めての地方所属馬の勝利は、2007年JBCスプリントのフジノウエーブでした。
この時の実況を担当していたのが、南関東4場、笠松、金沢の競馬場で場内実況を担当する「耳目社」のアナウンサー・大川充夫さんです。

 

今回は、大川さんにお話を伺いました。
伺ったのはJBCの当日。レース直前に貴重なお時間をいただきました。


―大川さんは、レースアナウンサー養成講座終了後、実況アナウンサーになられたんですね。

大川さん(以下、大川)「当時のラジオたんぱ、現在のラジオNIKKEIのレースアナウンサー養成講座、2期生です。アナウンサーになって21年目になります」

 

―実況アナウンサーになった経緯を教えてください。

大川「平成3年くらいに、友達に誘われて競馬を見るようになりました。競馬が好きで『言葉』が好きで、『競馬の実況アナウンサー』に興味を持ったことがきっかけで、講座に通いました。当時、講座の講師だったアナウンサーの宇野和男さんがとても面倒見の良い人で『アナウンサーになりたいです』と言ったら、すぐに連絡を取ってくださって。北関東、足利・宇都宮競馬場を担当している会社を紹介してもらって、行ったら、もう実況をやる事になっていました。」

―すごく展開が早いですね!それだけ実況の力があったということでしょうね。
大川「たまたまアナウンサーに『空き』があったので、即入ることができましたが...今はもう、いろいろ事情が違いますね」

 

―北関東で採用された当時は何歳だったんですか

大川「27歳でした。講座に通っている時はアルバイトをしていて、週末は中央競馬の競馬場に通っていました。練習じゃないですよ、遊びに、です(笑)」

 

―いきなり実況アナウンサーになったわけですが、初実況はいつでしたか?

大川「会社に入って、2か月ちょっとくらい練習期間がありましたが、デビューまで短かったですね。講座の入門コースしか行っていなかったので、4月に講座が終わって、5月には北関東に転居して、7月にはデビューさせてもらいました。」

―実際に実況アナウンサーになって喋ってみて、いかがでしたか。

「最初の頃は、1日に2つ3つくらいしかレース実況をしていないのに、帰りの車に乗り込んですぐにエンジンをかけられないほど、毎日とにかく疲れてきっていました。背中、肩こりがすごかったです。実況の内容がどうとかいうよりも、帰りのあの『疲れ』がとにかく記憶に残っています。」

 

―足利・宇都宮の場内実況は、どのくらいの期間担当したのですか。

大川「2005年に宇都宮競馬場が廃止になるまで、8年実況をしました。2003年に足利が廃止になり、2005年3月14日で宇都宮が廃止。どこかで実況を続けたいと考えて、そこで、以前名刺を交換していた耳目社の方に連絡を取って『実況やらせてもらうことはできないでしょうか』と伝えてみたら、本当にたまたま、その時期に耳目社をお辞めになる方がいたんです。やらせていただけることになり、それで南関東に移ることになりました。タイミングですね。もしも宇都宮の廃止が1年ずれていたら、移籍はできていなかったでしょう。」


―南関東に移籍してからは、どんな状況だったんですか。

大川「4月1日に入社して、最初の半年は表彰式の進行やイベントの司会をしていました。半年後に実況デビューして、もう南関東では12年経ちました。」


―初めてJBCの実況をしたのはいつですか

大川「初JBC実況は、御神本騎手が勝った時です」


―2007年JBCスプリント、フジノウエーブですね。大きなレースを喋るにあたり、レース前に何か思うことなどありましたか。

大川「自分がJBCを喋ることは想定していなかったんです。もしあのまま宇都宮が続いていたら、JBC開催が回ってきたかもしれませんが、廃止になってしまいましたから。全部の実況がそうですけど、特にあのレースは『虚心坦懐』でやっていたんだと思います。何かに思い入れとか、入り込む事なく『JBCをやっている』いう方に気持ちが行っていました。初めてのJBC実況は...いいも悪いも、自分では評価しづらいですね。」

―個人的には、馬名を呼ぶ強さでゴール前を表現しているあの実況、すごく好きです。今年もJBCを担当しますね。

大川「ありがたいですね。以前、昔の北関東時代の実況VTRを見る機会があった時に思ったのは、こんな実況をしたい、と目指しているものが、その頃と今とあまり変わっていない、ということでした。今日も『それ』を目指して喋ると思います。」

―実況アナウンサーになりたいと思っている人に、アドバイスをお願いします。
「やりたいことをやるには、人と人とのつながりがすごく大事になります。講座に行くと、実際に競馬の実況をやっている人と面識を持つことができる。家で競馬の番組を見ながら、ひとりで実況の練習をして、録音して『今日はうまくできた』と思っているよりも、講座に行って、アナウンサーと面識を得ることの方が有意義なはずです。
そして、とにかく何でもやってみる。例えば競馬の実況をやりたいと思っている人が『野球の実況やらない?』と言われた時に『野球やったことがないからできません』ではなくて『やらせてもらえるならやります!』と一生懸命勉強してやってみる。数年前、耳目社で新人アナウンサー採用にあたっての面接で、みんな口をそろえて『僕は実況ができるようになるでしょうか』と言うんです。しり込みするのは無駄です。
技術的な部分においては『うまく』なれるかどうかは別として『できる』ようにはなります。いろんなことを面白がってやってみること、これはすごく大切だと思います。」

 

耳目社では、レース講座終了生が大川さんを含め3名採用されています。

実況アナウンサーの夢をかなえるには、実力と「タイミング」も、大きな要素になるようです。

今回は、いつチャンスが来てもいいように、自分を磨いておくこと、「縁」というアンテナを張り巡らせること、楽しむ気持ちを持つこと、何でもやってみる気持ちを持つこと、いろいろ教えていただきました。

大川さん












大川さん、どうもありがとうございました。









原山実子
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原山実子ブログその9「双眼鏡と競馬場実習」 [修了生ブログ]
2017.10/06 ディレクター 記事URL

競馬場では、木々や空の色が、秋の気配が色濃くなってきました。
秋のG1初戦、10月1日・中山競馬場で行われたスプリンターズステークスは、最後外から鋭く伸びたレッドファルクスが見事連覇を決めました。

 ゴールまでの最後の5秒ほどで、実況アナウンサーは、前のレッツゴードンキと逃げたワンスインナムーンとの接戦、さらに外から一気に来たレッドファルクスをとらえて、差し切ったところまでをとらえていました。
内も外も見なければならない状況でのとっさの判断、実況アナウンサーの力を感じるレースとなりましたね。

 

先日、ラジオNIKKEIの小塚アナウンサーがツイッターで双眼鏡の事をつぶやいておられました。
レース実況で使っている双眼鏡をオーバーホールに出そうとしたら、意外と時間がかかるということで断念した、というツイートを見て、以前私も、レンズの調整と目当てゴム(レンズの周りについている目を当てる部分がゴム製なのです)の交換で2週間かかったことを思い出しました。

双眼鏡は決して安い物ではないので、メンテナンスもそれなりの費用が掛かりました...が、帰ってきた新品同様の双眼鏡を見ると、やはりオーバーホールに出してよかった、と思いました!


双眼鏡も、調べるといろいろと奥が深そうです。

今回は、競馬実況アナウンサーとして活躍する、清水久嗣さんにお話を伺って、愛用の双眼鏡を見せていただきました。
 清水さんは、レースアナウンサー養成講座13期生。
今年のスプリンターズステークスを実況し、競馬だけではなく、野球やオリンピック中継、いろいろな競技の実況やリポートをされています。


shimizukun
清水さんが現在使用しているのは、キャノンの手ぶれ防止機能が付いた倍率10倍の「Canon 10×30i」

2007年に実況アナウンサーになって、しばらく経ってから購入したものだそうです。

「講座の生徒の時は、小さい双眼鏡でレースを見ていました。競馬場での実習で双眼鏡を借りたときに、ぶれないし、軽いし、これはいいなと思いました。それまで使っていたのは、さすがにここまでのスペックのものではなかったので。」
―それが今も使っているキャノンの双眼鏡だったのですね。
「プロになって、お金をためて、半年後位にこの双眼鏡を買いました。馬の追い方が格段に変わりましたね。見え方が全然違いました」
―違いますよね!(私も実感した一人です)

「ソチオリンピックでもこの双眼鏡を使いました。モーグルのゴール地点からスタート地点を見上げた時、この双眼鏡はすごいと思いました。フィギュアスケートの浅田真央選手が会場入りするところもこれで見ましたね。ロンシャンの3コーナーも、この双眼鏡ならしっかりと見ることができました。」
―いろいろすごいものを見ていらっしゃいますね...!双眼鏡、大活躍ですね。ところで、実況アナウンサーを目指す人がこれから双眼鏡を選ぶとしたら、どんなところがポイントになりますか。

「1からやる、となったらこれを薦めますね。レースを実況するには、まず見えること。モニターで実況出来ているのに、見づらい双眼鏡では実況できないということも起こりますから。双眼鏡っていろいろ個性があって、明るさや視野を求めると、倍率が上がるし、値段も上がります(笑)競馬は、ある程度の広さの範囲が見えていることが必要なので、双眼鏡の倍率が大きければいいというものではない。そういう部分でも、これは手にしっくりくる感じがします。雑な性格なのでメンテナンスとかしていませんが、10年使って日本全国・海外に持って行ってもまだ使えています!」

--清水さん、ありがとうございました!


私は実況のお仕事はしていませんが、レースを見るときに愛用している双眼鏡は、清水さんと同じものです。

講座の受講生だった当時の私にとっても、結構頑張らないと買えないお値段のものでしたが、競馬の事をもっと知りたい、話せるようになりたい、という自分の中の「覚悟」を決める気持ちで購入しました。
以来20年近くいろんな場所でいくつものレースをこの双眼鏡で観てきました。
JRAでも地方競馬でも、海外でも、他のスポーツ観戦でも、普段見えないものを見せてくれる相棒です。

 今週から、レースアナウンサー養成講座の競馬場実習が始まります。

生徒の皆さんが初めて、競馬場で塗り絵を手に双眼鏡でレースを喋る実習。

大昔、私も実習の前日はかなり緊張していました。喋った後は、あまりのできなさに、盛大に落ち込みました!
でも、指導してもらえる貴重な機会、ぜひ皆さん、頑張って挑戦してきてください。

 

最近では、競馬場のターフビジョンが大きくなり、画質が良くなったこともあって、

双眼鏡でレースを見る競馬ファンは少ないように思います。
秋のG1レース、皆さんも双眼鏡を手にレース観戦してみてはいかがでしょう。

双眼鏡越しに、今まで見えていなかったシーンが広がるかもしれません。





原山実子
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伊藤政昭ブログ その4 [修了生ブログ]
2016.08/17 ディレクター 記事URL
レースが終わった直後に行う『勝利者インタビュー』は、時に『公開』勝利者インタビューと題し、屋外ステージで行うこともあり、ファンの皆様には人気のイベントでもあります。

そんな公開勝利者インタビューも行われた、今年年頭の平和島の3日間開催を「優勝」したのが、女子レーサーの今井美亜選手。
魅力的なレースでファンの心を掴む、若手の一人です。


ボートレースの中でも注目度の高い女子選手。
とはいえ、公開での勝利者インタビューで、他の名だたるSG覇者よりも大勢のファンの皆様が集まったことには驚きでした。


デビューして6年が過ぎた今井選手。
その当初から光るレースで沸かせてくれていたのですが、僕自身、強く印象づけられたシーンがあります。


それは、2013年の12月、年末の平和島でのこと。

ボートのレーサーは、勝利に貪欲に突き進むことはもちろんのことですが、その一方で、安全なレースに注意を払う必要があります。
つまり、事故の回避ですね。
その時の今井選手は、節間のレースの中で、1周1マーク、前を走っていた艇が失速し、すでに旋回の初動を切っていた今井選手に、まさに危険なシーンが!!
しかし、巧みなハンドルワークで、その危機を、「軽やか」に避けました。



と、まあここまでは普通の話。「只者ではないな」と思わされたのは翌朝でした。
今井選手と共に、そのシーンを振り返っていた時のこと。
「反射神経が凄いですね」と、問うと、「あたし、反射神経良いんです」と。

これがまるで、「あたし、イチゴ好きなんです」と、
好きな果物でも答えるかのように、ふんわりした表情で話したのです。

強調しますが、そんなに簡単な事故回避のプレーではなかったんですよ。
実際、当時、平和島の審判室でも、その立ち回りは審判員の方々が口々に褒めておられました。


難しいパフォーマンスを、いとも簡単に見せ、また柔らかく答え、
飛躍を予感させたその翌月、彼女は2014年の初頭に初優勝!

その後、スタート事故には悩まされながら、先日のGIレディースチャンピオンではフライング2本のハンデを抱えた中、優勝戦に進む活躍を見せました。
フライングの罰則のため、しばらくはお休みも多くなりますが、競艇界女子を牽引する存在へ、また、ほんわかした丘の上とは想像のつかない、アグレッシブなレースを期待したいレーサーです。


 

伊藤政昭 レースアナウンサー養成講座第13期修了生

『グリーンチャンネル』

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平和島、桐生、多摩川他ボートレース場『ピットリポート』、『勝利者インタビュー』など。



原山実子ブログその3「春のG1シーズン終了」 [修了生ブログ]
2016.06/27 ディレクター 記事URL

先日(6/26)の宝塚記念で、2016年春のG1、全日程が終了しました。終わってみて、皆さん、今年の春のG1にはどんな印象を持たれましたか?
 桜花賞前に想像していたことと全く違った形になっているなぁ...というのが私の感想です。勢いを感じていた馬、騎手、種牡馬など、馬券同様、見事に予想が外れています...。
 
 今年の宝塚記念は、スイープトウショウ以来11年ぶりの牝馬、8番人気マリアライトが優勝しました。
 ゴール前、あの強豪2頭の牡馬をねじ伏せた強さ、鋭さ、驚きましたね。エリザベス女王杯を勝っているとはいえ、ダービー馬、天皇賞勝馬などG1馬6頭、メンバーが揃ったこのレースです。8番人気もやむなしと思えましたが、久保田調教師、蛯名騎手も、今までじっくりと馬を育て、自信を持ってこのレースに臨んでいたことはレース後の記者会見のコメントからうかがえました。
 レース後に、何人かのジョッキーから「馬が道悪を気にしていた」というコメントが聴かれました。それでも稍重であの時計。さすがの出走馬でのG1レースでした。


クビ差の2着のドュラメンテ。モニターに映し出された、ゴール入選後にドゥラメンテから下馬するミルコ・デムーロ騎手の姿は衝撃でした。
 歩いて検量前に戻ってきた彼は、唇を引き結んで目元をぬぐっていました。
 3月のドバイでレース直前に落鉄、打ち直しができずに2着。その雪辱をと思っていたレースで入線後にアクシデントとは...。

いつもレース前に思うのは、まずは「全馬無事に周って帰ってきてほしい」という事。馬がレースに出走して無事で帰ってくるのは「当たり前」の事ではありませんね。海外遠征もすべて白紙とのこと。デュラメンテのケガが軽いものであることを祈ります。

いろいろなことがありましたが、今年の春のG1にも、印象的な言葉・シーンがたくさんありました。
 桜花賞。ヴィクトワールピサ産駒のジュエラーで接戦を制した後「ネオユニヴァース、ヴィクトワールピサ、ジュエラー、みんなボクの家族」と笑顔で語ったミルコ・デムーロ騎手。
 NHKマイルカップ、帰ってきたルメール騎手に、田村調教師が抱き合って喜び「...ありがとう」と低く、深く一言。
 勝利騎手インタビューでの池添騎手、高らかに「今年のオークス馬は、シンハライトです!」
 ダービーのレース後。大舞台でこれだけの馬に騎乗できたこと、次につながる結果だったこと、次への思いも込めて「今日は負けたけど嬉しいです」と語ったルメール騎手。
  

こんなシーンを観て聴くことができて本当に幸せでした。秋のG1もたくさんの感動があることでしょう。少しでも、みなさんにお伝えするお手伝いができればと思います。

 これから競馬は夏のシーンを迎えます。そして、夏は競走馬の競り市もたくさんありますね。未来のG1馬探しはもう始まっています!私もいくつかののセリを見に行く予定です。競馬で遠征、現地での美味しいもの、など。夏もいろいろ楽しみです。


少し前のお話になりますが、5月16日発売のオークス特集号の「競馬ブック」。

その中の「おもひでの名勝負」で、レース講座の生徒時代の事を書かせていただきました。
興味がおありの方、バックナンバーなど手に取っていただけると嬉しいです。


(写真はマリアライト。ちょっと遠いですね...)





原山実子
 レースアナウンサー養成講座第6期修了生(本人ブログより)

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他、通販ライター、テレビショッピングやネットショッピング等のコンサルタント、
商品プレゼン、キャスターマネージメントなどもしています。

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千葉サラブレッドセール(競走馬のセリ)司会、場内ナレーション

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伊藤政昭ブログ その3 [修了生ブログ]
2016.05/28 ディレクター 記事URL

ボートレースの勝負は、言うまでもなく、そのモーターをいかに動かせるかに、かかっています。SGレースを優勝したことのある、元選手の方に、こう伺ったことがあります。
「実際、モーターと選手と、どちらで舟券を考えた方が得策ですか?」
その方の答えは明解でした。

「モーターボート選手ですよ!」

「モーター・ボート・選手」・・・。
つまり、モーターがあって、ボートがあって、選手がいる。そのままの順番だと話されました。

確かにモーターが劣勢だった場合、どんな名プレイヤーでも、大苦戦するのもボートレースであるのは事実です。また、だからこそ、少しでも良い着順を取れる確率を上げられるように、選手は格闘を続けます。その調整整備のために、多くの選手が取り組むのが、プロペラです。

紙一枚の厚さ薄さでもモーターの動きは変わると言われるプロペラ調整。
私達、リポーターも、これをどう伝えるか、深く考えるわけですが、先日、平和島GI戦の最終日、優勝戦に出場する選手の中で、こんな対象的な様子がありました。

このレース、3号艇には2010年のグランプリを制した中島孝平選手。5号艇には、昨年、グランプリを始めSGを3勝、MVPに輝いた山崎智也選手。結果からお話しますと、中島選手が2着、山崎選手が3着で、枠番を考えれば共に上首尾な結果でしたが・・。

その日の二人の動きは正反対でした。

山崎選手は、朝、試運転をしたあとにプロペラの作業。その後、全く動きはありませんでした。
中島選手はというと、朝、試運転したあと、昼過ぎから動き始め、その動きは、プロペラ調整→試運転→プロペラ調整→試運転・・・。休まることはありませんでした。
調整に関しては、のんびりしてる方が好状態というのが、一般論。この時の二人のモーター比較では、中島選手の方が上だったことは自他共に認めるところ。しかし、動きは中島選手の方が多かったわけです。

何故か?

これは、共に最高レベルであることを示す「動き」なのです。
中島選手は、モーターの手応えを十分に話しながらも、だからこそ細かい舟の微妙な動きの違和感にプロペラを叩きました。もちろん、レースはこの日だけではないので、今後に向けての蓄積のためでもありますね。
また、山崎選手は、本人が納得に近いですターンをできる状態に近いことを感じ、「これなら」との判断で、午後は動かなかったわけです。つまり、限りなく使用モーターのMAXだと感じられてたと思います。逆に言えば、中島選手はMAXとは捉えていなかったということになりますね。

調整整備には、リスクもあります。必ずしも正解とはならないことも少なくはないと聞きます。そういった中で、最善を尽くすレーサーたちの「動き」は、まさに真剣勝負。その思いも、我々は伝えていく。リポーターの仕事には、そんな楽しみも潜んでいます。


















 

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原山実子ブログその2「春のG1シーズン突入!」 [修了生ブログ]
2016.04/11 ディレクター 記事URL

レースアナウンサー養成講座6期生、フリーアナウンサーの原山実子です。
春のG1シーズンに突入しました。これから毎週、楽しみが続きますね。


クラシック第一弾・桜花賞。ハナ差の接戦を制したのは、ミルコ・デムーロ騎手のジュエラーでした。
シンハライトとの、ゴール前の接戦!思わず息を止めて見守ってしまいました。
あの2㎝差の接戦を実況アナウンサーがどう描写しているのか、改めて聞き直すのも、レース後の楽しみの一つです。

自宅やWINSで競馬を楽しむのももちろん好きですが、やはり現地観戦の魅力は、
行ってこそ見られる景色がある、と言う事。

私は今回の桜花賞も、現地観戦することができました。
かねてから「桜花賞は一番勝ちたいレース」と言っていたミルコ・デムーロ騎手。
 彼が自分の勝利に、あんなに喜び、叫ぶのを見たのは初めてかと思います。 


少し前の話になりますが。


2016年3月26日、ドバイ・メイダン競馬場で「ドバイワールドカップ」が行われました。日本馬は、6つのレースに過去最高の10頭が出走。
UAEダービーのラニ、ドバイターフのリアルスティールの2頭が、ドバイの地で勝利を挙げました。

私は2008年からドバイワールドカップを取材・観戦させていただき、今年で9回目になりました。
今回も、日本馬2頭の勝利の瞬間を見届けることができて、本当に嬉しかったとともに、残念な、残念な惜敗がありました。
ドバイ・シーマクラシック、レース発走直前で落鉄したドゥラメンテです。

レース直前の落鉄。コースの脇で見ていて、思わずはっとさせられたのが、蹄鉄の打ち直しに向かうドゥラメンテの鞍上のミルコ・デムーロ騎手の表情でした。
無念そうな、なんという悲しそうな表情。ドゥラメンテの右前脚を心から心配しているのが、その一瞬の表情から見て取れました。
結局打ち直しはできないまま、右前は蹄鉄のない状態で出走。ポストポンドに詰め寄るも2着でレースを終えました。

みなさんもご存じのとおり、ミルコ・デムーロ騎手は、元気なパフォーマンスと笑顔で、見ている私たちを和ませてくれるキャラクターです。
その彼が今にも泣きそうな表情で帰ってくるとは...。


ドバイワールドカップが終わり、メイダン競馬場では盛大にフィナーレを飾る大花火が打ち上げられました。
たくさんの観客・関係者が入り乱れて、夜空を彩る花火を見上げる中で、
ふと気づくと、スーツに着替えたミルコ・デムーロ騎手が、誰とも語らず、たった一人で花火を見上げて立っていました。
静かにたたずむ彼の背中を見て、ミルコ・デムーロ騎手の「ドゥラメンテと、ここで勝ちたかった」という思いの大きさを感じました。


2011年、ヴィクトワールピサでドバイワールドカップを勝ち、震災直後の日本に元気と力
をくれた彼です。
そんな遠くない未来、きっとこの日の悔しさを払拭する素晴らしい勝利を、ドゥラメンテとともに上げてくれるでしょう。

この姿を見て、そんなことを思った後、今回の桜花賞は、ネオユニヴァースの孫、ヴィクトワールピサの子で桜花賞を勝った、ミルコの大きな喜びの声を聴くことができました。

昔よりも、映像などで、競馬場のムードなどが伝わりやすくなっています。
でも、自宅で、WINSで、競馬場以外で観ている・聴いている人に向けて、
状況を「言葉」で、よりはっきりと描き出すのが私たちのお仕事だと思います。
勝つことも負けることも競馬。
その競馬の正しい情報はもちろん、
放送ではなかなか乗らないような、人と馬の表情や、優しい景色なども、これからも少しずつでもお伝えしていきたいです。





原山実子
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伊藤政昭ブログ その2 [修了生ブログ]
2016.03/21 ディレクター 記事URL


昨今、あらゆるスポーツで女性の活躍が目立っていますが、
ボートレースも、その例外ではありません。その中から、香川支部の中村桃佳選手をご紹介しましょう。


デビューして、この五月で二年が経過する、まだキャリアの短い若手レーサーですが、将来性は十分。 
彼女の第一印象は、レーサーとしての気持ちの強さでした。


最初にピットリポートで中村選手に取材をしたのはデビューから半年ほど経った頃で、
当時は、まだ1着でゴールしたことはありませんでした。


が、そんな状況の中でも、レースに関しての取材時の受け答えは実に頼もしく、
まるで、もう5年も6年も走っているかのように、堂々と答えてくれました。
気技に優れたレーサーがでてきたな、と思ったことを覚えています。

 

その中村選手、今年に入ってその資質を花開かせようとしています。


この一月、下関のレース場で、初優勝を飾ったんです。
それも、過去にSGレースを何度も勝ったことのある男子猛者を相手にです。

その後にお話を聞いたときは、「まだ優勝の実感はないんですよね」と、
恥ずかしそうに笑みも浮かべていましたが、
どうやら、「調子の波」があることを気にしているようでした。

 
そんな今、中村選手は自らを高め、その波を少なくすべく、プロペラの調整整備に立ち向かおうと考えています。
最近のボートレースの整備の最もオーソドックスなプロペラ調整ですが、
また中村選手は、その核心に迫る取り組みはしていなかったそうです。


それでも今の成績ですから、将来性を感じさせるわけですが、
彼女の師匠は、平山智加選手。
現在ボートレース女子選手を代表する存在です。

「なかなか師匠と一緒に走れる機会がないのですが、一緒になったら、いろんなことを学んで、盗んで行きたいです」と、話す瞳はキラキラ輝き、更なる成長を確かに感じさせるもでした。


進入コースも主張し始めた彼女の走りから、しばらく目が離せそうにありません。





 

伊藤政昭 レースアナウンサー養成講座第13期修了生

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