欧米の機関投資家がFRBの金利政策を背景にゴールドを売却する一方で、
それによって下がった価格を好機にアジア勢が
バーゲンハンティングの現物買いを入れています。
皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日は日本貴金属マーケット協会代表理事 池水雄一氏にお話をうかがいました。
9月のLoco Londonゴールド に対するSGE(上海黄金交易所)のプレミアムは
一時40ドルと6年ぶりのレベルにまで拡大しました。
中国の9月のゴールド需要は180トン、8月から8%の増加で
5ヵ月連続増加となっています。
プレミアムが高騰するということは、現物需要が旺盛だということです。
今年年央からは米国の金融引締めがゴールドを始め貴金属価格の
上値をおさえていますが、欧米の機関投資家らの売りが顕著です。
ゴールドETF市場からの資金流出の多くは北米、欧州に偏っています。
また、COMEX(NY商品取引所)やロコ・ロンドンアカウントの
ゴールド 在庫が減少している現象も興味深く、
COMEX金在庫は今年5月から300トン以上が引き出されています。
また、スイスの税関統計からも金現物が「西から東へ」動いている
実態が見えてきました。
詳しくはアーカイブ配信で池水氏に解説をお聞きくださいね。
https://www.radionikkei.jp/podcast/trendplus/plus2022830_1.html